コラム

10月に医学部合格へ近づくために見直したい5つの学習法

10月に医学部合格へ近づくために見直したい5つの学習法

医学部受験生の10月
勉強量を増やす前に、
学習方法を見直してみませんか?
10月は、焦って新しいことに次々と手を広げる時期ではありません。

これまでの学習を整理し、基礎の抜けを確認しながら、
本格的な過去問演習へ進んでいく大切な時期です。

夏が終わり、医学部入試本番が少しずつ現実的に感じられる時期になりました。

10月になると模試を受ける機会も増え、
成績や判定を目にすることも多くなります。

周囲の受験生が過去問を始めていると聞いたり、
難しい問題集に取り組んでいるのを見たりすると、
焦りを感じることもあるでしょう。

こんなことを考えていませんか?
「もっと難しい問題を解かなければ」
「新しい問題集を始めなければ」
「模試の判定が悪かったから勉強方法を変えよう」
「このままで入試に間に合うのだろうか」

しかし、10月だからこそ一度立ち止まって、

今までの学習方法そのものを見直すこと

が大切です。

医学部入試まで残された時間は限られています。

だからこそ、
「たくさん勉強する」だけではなく、
何を優先し、何を今はやらないのか
まで考える必要があります。

10月に見直したい
5つの学習ポイント
① 全部を完璧にしようとしない
② 基礎の学習を優先する
③ 難問で止まったら基礎へ戻る
④ 模試を弱点発見に利用する
⑤ 志望校から逆算して勉強する

① 全部を完璧にしようとしない

「できない問題を減らす」ことと、
「すべてを完璧にする」ことは違います。

医学部入試では、数学・物理・化学だけを考えても学習する範囲は非常に広くなります。

すべての単元、すべての問題を完璧にしてから次へ進もうとすると、
いつまでたっても実践演習へ進むことができません。

秋以降に大切なのは、
問題ごとに別々の解法を暗記することではありません。

一見違う問題の中にある
「共通する考え方」を見つける

例えば、数学で問題を見るたびに新しい解法を一つずつ覚えようとすれば、
覚える量はどんどん増えていきます。

しかし、実際には多くの問題が、
基本的な考え方を組み合わせて作られています。

例えば無機化学なら
反応式を一つひとつ別々に暗記しようとすると、
覚える量は膨大になります。

しかし、似た反応を整理し、
「なぜこの反応が起こるのか」
「どの反応と共通しているのか」
を理解すると、知識を整理しやすくなります。

その結果、初めて見る問題にも対応しやすくなります。

物理でも同じです。

問題の形が変わるたびに別の公式を探すのではなく、
力学なら運動方程式やエネルギー保存、
電磁気なら電場・電位・電磁誘導など、
基本原理から考える習慣をつけることが大切です。

「この問題はこの解き方」と細かく分けすぎるのではなく、
できるだけ少ない基本原理から考えることが、
初めて見る問題への対応力につながります。

② 基礎の学習を優先する

10月だからこそ、基礎を軽視しない。

秋になると、
「短期間で完成」
「○日で仕上げる」
といった教材に目が向きやすくなります。

もちろん、短期間で知識を整理する教材が役立つ場合もあります。

しかし、理解できていない内容を急いで覚えただけでは、
少し問題の形が変わっただけで解けなくなることがあります。

「早く終わらせる」ことよりも、
「入試問題で使える状態にする」ことが大切です。

10月になると、
「もう基礎をやっている時間はない」
と考えてしまう受験生もいます。

ですが、基礎が曖昧な状態で難しい問題を解き続けても、
なかなか得点にはつながりません。

一方で、すべてを最初からやり直す時間もありません。

今の自分に必要な部分だけを
基礎から確認する

例えば模試や過去問で電磁誘導が解けなかったのであれば、
電磁誘導だけを見直します。

化学平衡の計算で止まったのであれば、
平衡定数や電離平衡など、
必要なところまで戻ります。

このように、
弱点を見つけて必要なところだけ戻ることが、
秋以降の効率的な学習になります。

③ 難問で止まったら、基礎へ戻る

難しい問題をたくさん解けば、
難問が解けるようになる。

必ずしもそうとは限りません。

難問も、基礎の組み合わせです。

問題が難しく感じられるとき、
解説を読んで解法だけを覚えてしまうことがあります。

しかし、それでは同じ問題は解けても、
条件を少し変えられると対応できません。

何度解いても理解できない問題があるときは、
無理にその問題だけを繰り返すのではなく、
一段階基礎的な内容へ戻ることも必要です。

難問へ進むための順序
① 基礎を理解する
↓
② 標準問題で使ってみる
↓
③ 複数の基礎を組み合わせる
↓
④ 入試問題・難問へ進む

難しい問題を解けないこと自体が問題なのではありません。


「どの基礎が足りないから解けなかったのか」

を見つけることが重要です。

④ 模試を「弱点を見つけるため」に使う

10月は模試を受ける機会が増える時期です。

ここで気をつけたいのは、

模試を受けること自体が勉強になってしまうこと

です。

毎週のように模試を受け、
結果が出るたびに一喜一憂し、
次の模試へ向かう。

これでは、せっかく模試を受けても十分に生かすことができません。

模試はこう使います
① 模試を受ける
↓
② 間違えた原因を分析する
↓
③ 必要な部分だけ基礎へ戻る
↓
④ 次の実践問題で確認する

模試の偏差値や判定だけを見るのではありません。

例えば、

✓
本当に理解していない単元なのか
✓
知識はあるのに問題で使えなかったのか
✓
計算ミスだったのか
✓
時間が足りなかったのか
✓
問題文の読み取りを間違えたのか

原因によって、その後に行う勉強は変わります。

模試も過去問も、
「解いた後」が大切です。

理数塾では9月から過去問演習を行っています
理数塾では、受験生については
9月から本格的に医学部の過去問演習
を始めています。

しかし、過去問をただ何年分も解かせることが目的ではありません。

実際の医学部入試問題を解くことで、
これまで学習してきた基礎が
本当に入試で使える状態になっているのか
を確認しています。

理数塾の秋の学習サイクル
過去問・模試を解く
↓
弱点を見つける
↓
必要な部分だけ基礎へ戻る
↓
もう一度、実践問題で確認する

あわせて読みたい
10月、模試に振り回されていませんか?
模試から自分の弱点を見つけ、
その後の学習にどうつなげていくのかを詳しく解説しています。

⑤ 志望校から逆算して勉強する

秋になると、模試の判定を見て志望校について不安になることもあります。

しかし、判定だけを見て志望校を考えるのではなく、
まず確認したいことがあります。

「その大学の入試までに、
何をできるようにする必要があるのか」

大学によって、問題の形式、難易度、試験時間、
出題されやすい分野は異なります。

例えば、同じ医学部入試でも、
数学の計算量が非常に多い大学もあれば、
標準問題を速く正確に処理することが求められる大学もあります。

物理や化学についても、
大学によって問題の特徴は異なります。

だからこそ、
「医学部受験」という大きなくくりだけで勉強するのではなく、
志望校の入試問題を実際に確認しながら学習を進めること
が大切です。

入試本番から逆算して考える
志望校の入試
↑
過去問演習
↑
弱点補強
↑
今やるべき基礎学習

「今、何を勉強するか」を決めるときに、
目の前の模試だけを見るのではありません。


入試本番から逆算して、今必要な学習を考える。

これが10月以降は特に重要になります。

10月に必要なのは、
むやみに勉強量を増やすことではありません
① 自分の弱点を見つける
② 必要なところだけ基礎へ戻る
③ 模試や過去問でもう一度確認する
④ 志望校から逆算して優先順位を決める

この繰り返しが、11月以降の得点力につながっていきます。

10月は、これまでの勉強を否定して新しいことを始める時期ではありません。

「何を勉強するか」だけではなく、

「今は何をやらなくてよいのか」

まで整理してみてください。

医学部受験生・保護者の方へ
医学部受験
学習戦略相談
「今から何を優先して勉強すればよいのか」
「基礎へ戻るべきなのか、過去問を進めるべきなのか」
「模試の結果を、これからの学習にどう生かせばよいのか」

秋以降、このような悩みを持つ受験生は少なくありません。

理数塾では、現在の学習状況、模試の結果、使用している教材、
志望校などを確認しながら、

医学部入試本番までの学習戦略

を一緒に整理します。

学習戦略相談で確認すること
✓
今、基礎へ戻るべき単元
✓
過去問演習を始める・進めるタイミング
✓
模試で見つかった弱点の整理
✓
今後優先する数学・物理・化学の単元
✓
志望校から逆算した今後の学習計画

すべてを最初からやり直すのではなく、
残された時間の中で
「今、何をやるべきなのか」
を明確にしていきます。

オンラインで現在の学習状況についてご相談いただけます。

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