獨協医科大学医学部から、
2027年度(令和9年度)学校推薦型選抜「公募(地域特別枠)」
の募集要項が発表されています。
この選抜は募集人員10名で、将来、
栃木県・群馬県・茨城県・埼玉県・福島県のいずれかの地域で医療に貢献する意思を持つ受験生
を対象とした学校推薦型選抜です。
特に重要な出願条件
・全体の学習成績の状況4.0以上
・2027年3月卒業見込みの現役生
・合格した場合は必ず入学
特に群馬県の医学部志望者にとって注目したい入試です。
この記事では、2027年度の正式な募集要項をもとに、
出願資格、試験科目、日程、英語資格の扱い、MMI面接まで詳しく解説します。
獨協医科大学医学部「公募(地域特別枠)」とは?
獨協医科大学医学部の学校推薦型選抜には複数の方式があります。
その中の「公募(地域特別枠)」は、出身高校からの推薦に加えて、
地域医療への貢献意欲を評価する入試です。
大学は、この選抜で求める人材について、将来、
北関東3県(栃木・群馬・茨城)、埼玉県、福島県のいずれかの地域で
医療に貢献したいという強い意思を持つ人材としています。
募集人員
医学部医学科 10名
出願資格|評定4.0以上・現役生が対象
この入試では、以下の条件をすべて満たす必要があります。
1.将来、対象地域で医療に従事する意思がある
卒業後、栃木県・群馬県・茨城県・埼玉県・福島県のいずれかの地域で、
医師として医療に従事する意思が必要です。
2.高校所在地または本人・保護者の居住地に条件がある
次のいずれかを満たす必要があります。
- 栃木県・群馬県・茨城県・埼玉県・福島県・東京都の高校を卒業見込みであること
- 本人もしくは保護者が2024年4月1日から引き続き当該地域に在住していること
後者の場合は住民票の提出が必要です。
3.合格した場合は必ず入学する
募集要項には、
「合格した場合、必ず入学する者」
と明記されています。
そのため、実質的に専願型の推薦入試として考える必要があります。
4.2027年3月卒業見込み
対象となるのは、
2027年3月に高校を卒業見込みの受験生です。
したがって、この公募(地域特別枠)は
既卒生は出願できません。
5.評定平均4.0以上
在学期間を通して、
全体の学習成績の状況4.0以上
が必要です。
高校3年生については1学期までの成績が対象となります。
医学部推薦を考えている高校1・2年生は、
受験学年になってからではなく、早い段階から学校成績を維持しておくことが重要です。
群馬県の高校生も出願対象
群馬県内の高校を卒業見込みの受験生も、出願資格の対象に含まれています。
獨協医科大学は栃木県にありますが、この地域特別枠が対象としているのは
栃木県だけではありません。
群馬県を含めた北関東地域などで、
将来医療に貢献したい受験生にとって検討する価値のある推薦入試です。
2027年度の入試日程
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 出願期間 | 2026年11月2日(月)~11月9日(月) |
| 第1次試験 | 2026年11月14日(土) |
| 第1次合格発表 | 2026年11月18日(水)10:00 |
| 第2次試験 | 2026年11月20日(金) |
| 最終合格発表 | 2026年12月1日(火)10:00 |
| 入学手続期限 | 2026年12月8日(火) |
出願書類は11月9日必着です。
締切日の17時以降は受理されないため、余裕を持って準備する必要があります。
第1次試験|小論文+英語+数学
第1次試験は2026年11月14日(土)です。
| 試験 | 時間 |
|---|---|
| 小論文 | 60分 |
| 基礎適性(英語) | 60分 |
| 基礎適性(数学) | 60分 |
| 書類審査 | 調査書・推薦書・自己申告書 |
小論文、基礎適性(英語・数学)は記述式です。
ポイント:
学校推薦型選抜だからといって、評定や面接だけで合否が決まるわけではありません。
英語と数学の学力試験が課されます。
基礎適性(英語・数学)では何が評価される?
募集要項では、英語・数学について、
基本的な学力を有するかを評価する
とされています。
また、選択問題形式での出題は行わないとされています。
推薦対策でも、面接や志望理由書だけに時間をかけるのではなく、
英語・数学の基礎学力をしっかり仕上げておく必要があります。
小論文も点数化される
小論文では、次のような力が評価されます。
- 課題文の読解力
- 要約力
- 倫理観
- 分かりやすい文章で表現する力
これらは点数化されます。
医学部の小論文では、知識だけでなく、
与えられた文章を正確に読み、自分の考えを論理的にまとめる力が必要です。
英検などの英語資格も評価される
今回の募集要項で見落としたくないのが、
英語資格・検定試験の成績が書類審査で評価される
という点です。
| 英語資格・検定 | 基準 |
|---|---|
| ケンブリッジ英語検定 | 140以上 |
| 実用英語技能検定(英検) | 1980以上 |
| GTEC | 930以上 |
| IELTS | 4.0以上 |
| TEAP 4技能 | 225以上 |
| TEAP CBT | 420以上 |
| TOEFL iBT | 42以上 |
| TOEIC L&R / TOEIC S&W | 1150以上 |
英検は「級」ではなくスコアに注意
募集要項では「英検○級以上」ではなく、
英検1980以上
というスコアで示されています。
推薦入試を検討している高校1・2年生は、
学校成績だけでなく英語資格についても早めに準備しておくとよいでしょう。
書類審査は評定だけではない
調査書では「学習成績の状況」だけでなく、次のような内容も評価されます。
- 部活動
- ボランティア活動
- 特別活動
- 総合的な学習の時間
また、推薦書・自己申告書からは、
社会に向き合う態度、主体性、協調性、医学に対する志なども評価されます。
つまり、
「評定4.0を超えていれば十分」という入試ではありません。
第2次試験はMMI方式
第1次試験合格者は、
2026年11月20日(金)
に第2次試験を受験します。
試験内容は、
面接(MMI方式)
です。
獨協医科大学では、
1室5分 × 5回
で実施されます。
MMIで評価される内容
- 表現力
- 判断力
- 論理的思考力
- 協調性
- 地域医療への貢献意欲
通常の志望理由を答えるだけの面接対策ではなく、
短い時間の中で状況を理解し、
自分の考えを整理して伝える練習が必要です。
最終合格は第1次+第2次を総合して判定
第1次試験では、
書類審査+小論文+基礎適性(英語・数学)
によって合格者を決定します。
その後、第1次試験合格者にMMI面接を実施し、
第1次試験と第2次試験の成績を総合して最終合格者を決定
します。
指定校制との併願が認められる場合もある
獨協医科大学の推薦指定校に在学し、双方の出願資格を満たしている場合には、
学校推薦型選抜(指定校制)との併願が可能
とされています。
一方、
指定校制(各地域枠)との併願はできません。
入学後にも地域医療に関する条件がある
公募(地域特別枠)で入学した場合、
通常の必修科目・選択必修科目に加えて、
地域医療に関する所定科目の履修が必須
となります。
2027年度 獨協医科大学医学部 公募(地域特別枠)まとめ
| 選抜方式 | 学校推薦型選抜 公募(地域特別枠) |
|---|---|
| 募集人員 | 10名 |
| 対象 | 2027年3月卒業見込み |
| 既卒生 | 出願不可 |
| 評定 | 全体の学習成績の状況4.0以上 |
| 入学条件 | 合格した場合は必ず入学 |
| 第1次試験 | 小論文・英語・数学・書類審査 |
| 第2次試験 | MMI面接 |
| 群馬県 | 対象地域に含まれる |
| 英語資格 | 一定基準以上の場合、書類審査で評価 |
獨協医科大学の推薦入試は「評定だけ」では決まらない
獨協医科大学医学部の公募(地域特別枠)は、
群馬県の医学部志望者にとっても検討できる学校推薦型選抜です。
ただし、単純な「評定型推薦」と考えるべきではありません。
評定4.0以上
+ 英語・数学の学力
+ 小論文
+ 調査書・推薦書・自己申告書
+ MMI面接
+ 地域医療への意欲
特に英語・数学については、推薦入試だからといって学力対策を後回しにするのではなく、
一般選抜の勉強と並行して早い段階から力をつけておくことが重要です。
また、地域特別枠ですので、
「医学部に入りやすくなるから」という理由だけで選ぶのではなく、
将来どの地域で、どのような医師として働きたいのか
まで考えたうえで出願を検討する必要があります。
公式情報
2027年度の入試日程や各選抜方式については、
獨協医科大学医学部の公式情報も必ず確認してください。
※本記事は、獨協医科大学が公表した
「令和9(2027)年度 公募(地域特別枠)学生募集要項」
および大学公式サイトの情報をもとに作成しています。
今後、大学から変更・追加情報が発表される場合がありますので、
出願時には必ず最新の募集要項をご確認ください。
