【2027年度】産業医科大学医学部 総合型・学校推薦型選抜|日程・評定・浪人・試験内容
2027年度 産業医科大学医学部 総合型・学校推薦型選抜のポイント
総合型10名以内|学校推薦型25名以内|どちらも1浪まで
推薦は評定4.3以上がポイント|総合型は共通テスト80%以上|2028年度から総合型廃止
重要|ラマツィーニ選抜は2027年度が最後
産業医科大学は、
2028年度(令和10年度)入学者選抜から
「総合型選抜(ラマツィーニ選抜)」を廃止
すると予告しています。
したがって、現在の方式によるラマツィーニ選抜は
2027年度入試が最後となります。
産業医科大学医学部では、2027年度入試において、
総合型選抜「ラマツィーニ選抜」と
学校推薦型選抜を実施します。
どちらも一般選抜より早い時期から選考が始まりますが、
試験制度は大きく異なります。
最初に2つの違いを確認
総合型選抜「ラマツィーニ選抜」
学校長推薦や評定の数値条件はありませんが、
プレゼンテーション試験を突破した後に、
共通テストで数学・理科・英語80%以上が必要です。
学校推薦型選抜
学校長の推薦と学習成績の条件が必要ですが、
共通テストは免除され、
大学独自の総合問題+面接で選抜されます。
2027年度|総合型と学校推薦型を比較
| 項目 | 総合型 ラマツィーニ選抜 |
学校推薦型選抜 |
|---|---|---|
| 募集人員 | 10名以内 | 25名以内 |
| 現役 | ○ | ○ |
| 既卒 | 1浪まで | 1浪まで |
| 学校長推薦 | 不要 | 必要 |
| 評定の数値条件 | なし | 4.3以上の条件あり |
| 入学確約 | 必要 | 専願推薦・必要 |
| 大学独自試験 | プレゼンテーション試験 | 総合問題+面接 |
| 共通テスト | 必須・指定3教科80%以上 | 免除 |
2027年度 総合型・学校推薦型選抜の日程
総合型選抜「ラマツィーニ選抜」
10/1 出願開始
10/16 出願締切
11/21 プレゼンテーション試験
11/27 プレゼン試験合格者発表
2027/1/16・17 大学入学共通テスト
2/12 最終合格発表
学校推薦型選抜
11/1 出願開始
11/7 出願締切
12/2 総合問題・面接
12/11 合格発表
12/16・17 入学手続
総合型選抜「ラマツィーニ選抜」
10名以内
ラマツィーニ選抜は、
「産業医学の道に進みたい」という明確で強い目的意識
を持つ受験生を対象とした総合型選抜です。
出願資格|現役・1浪まで
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 卒業年度 |
2027年3月卒業見込み または2026年3月卒業者 |
| 志望 | 将来、産業医学の道へ進む強い意志と使命感を有すること |
| 共通テスト | 2027年度大学入学共通テストで大学指定科目を受験 |
| 入学確約 | 合格した場合、入学を確約できること |
プレゼンテーション試験
| 内容 | 時間 |
|---|---|
| 発表資料作成 | 90分 |
| 発表 | 10分 |
| 質疑応答 | 約20分 |
テーマは「産業保健」
発表資料は、
産業保健に関して与えられる課題
について、日本語または英語で作成します。
ただし、
発表と質疑応答は日本語
で行われます。
プレゼン合格後は共通テスト80%以上
600点中480点以上
= 80%以上
| 教科 | 指定科目 | 配点 |
|---|---|---|
| 数学 |
数学Ⅰ・数学A 数学Ⅱ・数学B・数学C |
200点 |
| 理科 | 物理・化学・生物から2科目 | 200点 |
| 外国語 | 英語(リーディング+リスニング) | 200点 |
| 合計 | 600点 | |
総合型でも「学力」が非常に重要
プレゼンテーション試験に合格しても、
共通テストで指定3教科の合計が80%に届かなければ、
最終合格にはなりません。
学校推薦型選抜
25名以内
全国をA・B・Cの3ブロックに分けて選抜
学校推薦型選抜では、
高等学校または中等教育学校の所在地によって、
全国を3ブロックに分けます。
| ブロック | 選抜人員 | 都道府県 |
|---|---|---|
| A | 20名以内 |
北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、 群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡 |
| B | 20名以内 |
富山、石川、福井、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、 奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知 |
| C | 20名以内 | 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
注意|学校推薦型全体の募集人員は25名以内
各ブロックの表には「20名以内」とありますが、
医学部学校推薦型選抜全体の募集人員は
25名以内です。
評定条件|「4.3以上」が重要
「全体評定4.3以上だけ」が条件ではありません
調査書の学習成績について、
大学が示す複数の基準の
いずれかが4.3以上
であることが条件です。
| 対象 | 主な学習成績の条件 |
|---|---|
|
2027年3月 卒業見込み |
次の学習成績の状況のいずれかが4.3以上
・全体の学習成績の状況 |
|
2026年3月 卒業 |
上記と同様の学習成績の条件
または 高校卒業前に受験した大学入学共通テストで、 |
1浪生は現役時の共通テスト成績も確認
既卒生は、一定の評定条件に加えて、
高校卒業前に受験した大学入学共通テストで、
大学指定科目の得点が
900点中80%以上=720点以上
の場合も出願条件として利用できます。
履修科目にも注意
| 教科 | 必要な履修 |
|---|---|
| 数学 |
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列)・C (ベクトル、平面上の曲線と複素数平面) |
| 理科 |
物理基礎・物理/化学基礎・化学/生物基礎・生物のうち 2科目以上 |
| 英語 |
英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、 論理・表現Ⅰ・Ⅱ |
学校推薦型でも数学Ⅲまで履修が必要
推薦型選抜だから数学Ⅲや理科2科目を避けられる、
という制度ではありません。
高校からの推薦人数に制限なし
1校1名ではありません
大学は、
学校長が1校につき推薦し得る人員に制限はない
としています。
学校推薦型選抜|総合問題・面接
学校推薦型選抜では大学入学共通テストを免除し、
学校長の推薦書
↓
調査書
↓
志望理由書
↓
特別活動記録
↓
総合問題
↓
面接
を総合して合格者を決定します。
| 試験 | 時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 総合問題 | 120分 | 英文課題+自然科学の課題 |
| 面接 | 1人約20分 | 個人面接 |
総合問題で問われる内容
英文の課題
読解力・思考力・表現力を問う内容
自然科学の課題
論理的思考力や知識を問う内容
単純な知識問題だけではなく、
英文や科学的内容を読み、考え、論理的に説明する力
が重要になります。
総合型と学校推薦型、どちらを選ぶ?
| 受験生 | 検討したい方式 |
|---|---|
| 評定4.3以上の条件を満たし、学校長推薦が得られる | 学校推薦型 |
| 共通テスト前に合格を決めたい | 学校推薦型 |
| 学校推薦型の評定条件を満たさない | 総合型を検討 |
| 産業医学への明確な志望があり、プレゼンに対応できる | 総合型 |
| 共通テストで数学・理科・英語80%以上を狙える | 総合型 |
産業医科大学が求める学生像
産業医科大学医学部は、
産業医学の振興と優れた産業医の養成
を目的として設置された医学部です。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 目的意識 | 産業医として活躍したいという明確な目的意識 |
| 関心 | 臨床医学だけでなく予防医学・健康増進への深い関心 |
| 探究心 | 生涯にわたり物事の本質を考え探究する意欲 |
| 学力 | 医学知識を修得し、発展・応用できる能力 |
| 人間性 | 豊かな人間性、高い倫理観、協調性、コミュニケーション能力 |
理数塾が考える産業医科大学の入試対策
① 総合型は共通テスト80%を取れる学力が前提
ラマツィーニ選抜では、
プレゼンテーションが注目されますが、
最終合格には共通テストの数学・理科・英語で
80%以上が必要です。
プレゼンテーション対策に時間をかけすぎて、
数学・理科・英語の勉強を止めてはいけません。
② 学校推薦型も「学力型」の推薦
学校推薦型では共通テストは免除されますが、
総合問題では、
英文の読解・思考・表現と
自然科学の論理的思考・知識
が問われます。
そのため、
推薦だから学力対策が不要ということではありません。
③ 「なぜ医学部か」から「なぜ産業医か」まで考える
なぜ医師になりたいのか
↓
なぜ産業医を目指すのか
↓
なぜ産業医科大学なのか
↓
働く人の健康について何を考えているのか
↓
将来どのように産業医学へ貢献するのか
④ プレゼンは質疑応答まで準備する
ラマツィーニ選抜では、
発表10分に対して質疑応答は約20分です。
課題を読む
↓
90分で資料を作成
↓
10分で発表
↓
約20分の質問に対応
用意した原稿を暗記するだけではなく、
その場で質問を理解し、
自分の考えを説明できる力が必要です。
産業医科大学を目指すなら、いつ何をする?
まとめ|産業医科大学は2方式の違いを理解して選ぶ
2027年度 重要ポイント
✓ 総合型選抜は10名以内
✓ 学校推薦型は25名以内
✓ どちらも現役+1浪まで
✓ 総合型は学校長推薦・評定数値条件なし
✓ 総合型はプレゼン+共通テスト80%以上
✓ 学校推薦型は評定4.3以上の条件あり
✓ 推薦では数学Ⅲ・理科2科目以上の履修が必要
✓ 学校推薦型は総合問題120分+面接約20分
✓ 群馬県の高校はAブロック
✓ 2028年度からラマツィーニ選抜廃止
産業医科大学医学部の年内入試は、
面接や志望理由だけで合否が決まる入試ではありません。
総合型では共通テスト80%以上、
学校推薦型では英文・自然科学を扱う総合問題が課されます。
したがって、
一般選抜まで対応できる数学・英語・理科の学力を作りながら、
総合型・推薦型の準備を並行すること
が重要です。
産業医科大学医学部を目指す受験生へ
産業医科大学の総合型・学校推薦型選抜では、
出願資格を確認するだけでなく、
数学・英語・理科の学力を早い時期から仕上げること
が重要です。
理数塾では、総合型・学校推薦型だけに学習を限定するのではなく、
一般選抜まで見据えて数学・物理・化学を仕上げながら、
年内入試への対策を並行する
ことを大切にしています。
このような方はご相談ください
・産業医科大学を志望している
・総合型と学校推薦型のどちらを受けるか迷っている
・自分の評定で学校推薦型に出願できるか確認したい
・共通テスト80%を目標に数学・理科を仕上げたい
・総合問題やプレゼン対策と一般選抜を両立したい
・私立医学部の総合型・推薦型を比較して受験校を決めたい
総合型・学校推薦型・一般選抜を
一つの医学部受験として考えて準備します。
入試情報について
本記事は、産業医科大学が公表した
「令和9(2027)年度 入学者選抜実施要項」
をもとに作成しています。
2027年度の学生募集要項は、
総合型・学校推薦型ともに9月上旬に大学ホームページで発表予定とされています。
実際の出願にあたっては、
出願書類、手続方法、試験上の注意事項などを含め、
必ず産業医科大学が公表する最新の学生募集要項をご確認ください。