コラム

2027年度 東京女子大学「知のかけはし入学試験」|数学的思考力型を新設


【2027年度】東京女子大学 総合型選抜|知のかけはし入学試験「数学的思考力型」新設・サンプル問題を徹底解説


2027年度入試 注目POINT

東京女子大学「知のかけはし入学試験」
数学的思考力型を新設

数学で「考える力」を評価する新しい総合型選抜

東京女子大学では、2027年度の総合型選抜
「知のかけはし入学試験」において、
「数学的思考力型」が新たに実施されます。

一方、従来の「知のかけはし入学試験」は、
2027年度から
「知のかけはし入学試験(ディスカッション型)」
へ名称変更されます。


2027年度入試で大きく変わります

数学的思考力型 = 2027年度から新たに実施
ディスカッション型 = 従来の知のかけはし入学試験から名称変更


2027年度「知のかけはし入学試験」は2タイプ

方式 2027年度 大きな特徴

数学的思考力型

新設

基礎学力試験(数学)のサンプル問題を大学が公開

ディスカッション型

名称変更

講義をもとに考え、表現し、他者と議論する力を評価


2027年度新設|数学的思考力型とは?

数学的思考力型は、
2027年度入試から新たに実施される総合型選抜
です。

新しい方式であるため、東京女子大学は受験生向けに
「基礎学力試験(数学)」のサンプル問題
を公開しています。


ここが重要

「総合型選抜だから数学は必要ない」という入試ではありません。

高校数学の基礎知識を使いながら、
条件を整理し、考え、数学的に処理する力
が問われる入試です。


学校推薦型選抜との併願はできない


注意

2027年度の「知のかけはし入学試験(数学的思考力型)」と
学校推薦型選抜は試験日が同日です。

そのため、
学校推薦型選抜との併願はできません。


大学公式サンプル問題を分析

2027年度から初めて実施されるため、
現時点では過去問がありません。

そこで非常に重要になるのが、
東京女子大学が公開している
「基礎学力試験(数学)サンプル問題」
です。


問題

分野

大学が示す出題のねらい

問1

三角関数

倍角公式など、三角関数に関する基本的な計算能力

問2

確率・期待値

確率と期待値の理解に加え、等比数列の考え方を応用する力

問3

対数

対数の計算能力と、和と積を関連づけて考える力

問4

関数・連続性

関数の連続性について、数学的定義と図形的意味の両面から理解しているか


問1|三角関数

問1は、三角関数の倍角公式を利用する問題です。

cosθ の値が与えられる

sinθ を求める

倍角公式を利用

sin4θ を計算

大学も、この問題について
「三角関数に関する基本的な計算能力」
を見る問題としています。


問2|確率と期待値

4問の中でも、特に数学的思考力型らしい問題です。

さいころを複数回投げ、
「初めて1が出るまでに投げた回数」
を確率変数として扱います。


単純な公式暗記ではない

期待値を計算するだけではなく、
等比数列の和を求める際の考え方を応用して処理する力
が問われています。

大学自身も、ここで
「応用力」を問うことを明確にしています。


問3|対数+図形的な発想

正の実数 x、y に対する対数の条件から、
xy の最大値・最小値を求める問題です。

対数を文字で置く

円の方程式として考える

X+Y の最大・最小を考える

xy の最大・最小へ戻す

対数だけの問題として処理するのではなく、
代数と図形を結びつけて考える
ことがポイントです。


問4|関数のグラフと連続性

絶対値を含む関数について、
グラフを描き、x=1で連続かどうかを判定する
問題です。

絶対値を場合分け

関数を整理

グラフを描く

左右からの極限を調べる

連続性を判定

計算だけではなく、
式・グラフ・極限・連続性を結びつけて理解しているか
が確認されています。


理数塾がサンプル問題から考える出題傾向


難問を解くことだけが目的ではない

サンプル問題を見る限り、
極端に難しい計算や特殊な解法を要求するというより、


① 高校数学の基本事項を理解しているか
② 条件を正確に読み取れるか
③ 複数分野の知識を関連づけられるか
④ 数式だけでなく図形的にも考えられるか

という数学の本質的な理解を見る構成になっています。


「総合型選抜=学力試験がない」ではない

東京女子大学の数学的思考力型は、
近年の総合型選抜を考えるうえでも注目したい入試です。


総合型選抜でも「学力」が重要

志望理由書や活動実績だけではなく、
大学で学ぶために必要な基礎学力や思考力を直接評価する総合型選抜
もあります。

そのため、総合型選抜を考える場合にも、
一般選抜につながる教科学習を止めないことが重要です。


知のかけはし入学試験(ディスカッション型)

2027年度から、
従来の「知のかけはし入学試験」は
「知のかけはし入学試験(ディスカッション型)」
へ名称変更されました。

東京女子大学では、過去の出題内容に加え、
実際の入試で使用した講義動画も公開しています。

講義を理解する

自分で考える

考えを整理する

他者と議論する

自分の考えを深める


提出書類にも違いがある

書類 数学的思考力型 ディスカッション型
志望理由書 必要 必要
活動報告書 必要


入学検定料


知のかけはし入学試験

35,000円
数学的思考力型・ディスカッション型ともに35,000円


「挑戦する知性」奨学金

知のかけはし入学試験の合格者を対象とする
「挑戦する知性」奨学金
があります。


採用された場合

学納金相当額を4年間にわたり支給。
桜寮入寮者には寮経費相当額も4年間支給されます。

数学的思考力型で奨学金を希望する場合は、
入試の出願期間より前に奨学金申請が必要です。

また、奨学金採用者は
入学を辞退できません。


数学的思考力型|どのように対策する?


① まず教科書レベルを「説明できる理解」にする

サンプル問題では、
三角関数・確率・対数・関数といった高校数学の重要分野が出題されています。

公式を覚えるだけではなく、
なぜその公式を使うのか、条件から何が分かるのか
まで理解しておくことが重要です。


② 分野を横断して考える練習

問2では確率と数列的な考え方、
問3では対数と図形的な考え方が結びついています。

公式を覚える

典型問題を解く

「なぜそうなるか」を理解する

別分野の知識と結びつける

初めて見る問題でも考えられる力へ


③ サンプル問題は必ず自力で解く

2027年度が初年度である以上、
大学が公開したサンプル問題は非常に重要な対策資料です。

解答を読むだけではなく、
時間を決めて一度自分で解き、どこで発想が止まったのかまで分析
することをおすすめします。


理数塾が考える「数学的思考力」

数学的思考力は、
難しい問題をたくさん解けば自然に身につくものではありません。


大切なのは、

・問題文から条件を読み取る
・何が分かっていて、何を求めるのか整理する
・使える数学的知識を探す
・複数の知識を関連づける
・途中の考え方を自分で説明できるようにする

これは総合型選抜だけのための力ではなく、
一般選抜、そして大学入学後の数学やデータサイエンスの学習にもつながる力です。


まとめ|2027年度 東京女子大学「知のかけはし入学試験」


2027年度の重要ポイント

数学的思考力型を新設
✓ 大学が数学のサンプル問題を公開
✓ 三角関数・確率と期待値・対数・関数の連続性を出題
✓ ディスカッション型は従来方式から名称変更
✓ 数学的思考力型と学校推薦型選抜は同日で併願不可
✓ 入学検定料は35,000円
✓ 知のかけはし入学試験合格者対象の給付奨学金あり


東京女子大学「数学的思考力型」を考えている方へ

2027年度から始まる新しい入試のため、
過去問はまだありません。

だからこそ、
大学が公開しているサンプル問題から、何を評価しようとしているのかを読み取って対策すること
が重要です。

理数塾では、単に公式を暗記して問題を解くのではなく、
「なぜその解法になるのか」を理解し、自分で考えて解ける数学力
を重視しています。


このような方はご相談ください

・数学的思考力型を受験したい
・サンプル問題の詳しい解説を受けたい
・数学の基礎から見直したい
・総合型選抜と一般選抜を両立したい
・数学を「暗記」ではなく「理解」から学び直したい

入試情報について

本記事は、東京女子大学が公表している
2027年度「知のかけはし入学試験(数学的思考力型)」
「知のかけはし入学試験(ディスカッション型)」
および大学公式サンプル問題をもとに作成しています。

出願資格・募集人員・日程・提出書類等については、
実際の出願時に必ず大学の最新入学試験要項をご確認ください。

コラム 最新記事

さらに見る