化学の点数が伸びない原因の多くはこの3点
1 理論化学の理解が出来ていない
2 無機化学有機化学の暗記を勉強と思っている
3 制限時間に解き終わらない
間違えた分野の理解ができていない
この原因が最も多いです。自分では理解できていたと思いながらも実は理解できていないのです。例えば化学の溶液の分野でヘンリーの法則を用いた気体の溶解の問題があります。何度も間違えてどのようにしたら良いかと質問が来ますが、ヘンリーの法則を説明できますか?まずはそこからやり直すことです。炭酸水素ナトリウムと水酸化ナトリウムの混合溶液を塩酸で滴定する二段階滴定の問題では化学反応式の係数が同じということは知っているが、ではなぜそのような反応が起きるのか炭酸の弱酸から説明できるでしょうか。
理論化学の分野を再度見直すことで点数が上がってきます。
見るだけで二段滴定が得点源になる!
化学平衡の理解はできていますか?
模擬試験で得点率が低い分野でありながら頻出の分野である「化学平衡」に苦手意識を持っていませんか?
緩衝液や加水分解の典型的な問題を解くだけでなく、加水分解定数や緩衝液の計算方法を再度見直しことです。緩衝液の計算は実はモルで計算できることはご存知でしょうか。モル濃度を出さなくてもモルだけで解けるのであれば計算時間が大きく減ります。
このように今までの理解を見直すことで大きく得点が変わります。
無機化学や有機化学の暗記だけ勉強していませんか
無機化学や有機化学を系統化して理解できれば暗記する部分は一気に減ります。暗記する労力を減らすことで化学の他の分野または他教科への勉強時間が確保できます。
1 反応式については酸塩基・弱酸弱塩基遊離・酸化還元・錯イオン・不揮発性酸・分解反応についての式を理解する
2 沈殿については 沈殿を生じる・生じにくいイオンで分ける
特定のイオンと沈殿する
塩化物イオンはAg+ Pb2+ Hg2+
硫酸イオンはアルカリ土類金属 Pb2+
多くのイオンと沈殿する※例外あり
水酸化物イオンはアルカリ金属 アルカリ土類金属以外
炭酸イオンはアルカリ土類金属以外
そして例外を覚えていくのです
高分子化学の学習方法
糖類・アミノ酸などは早めみ理解してアミノ酸の構造決定問題にも早く取り掛かることです。糖類は構造決定でなくヘミアセタールのことや二糖類や計算問題が主流です。合成高分子化学の学習は構造式が書けるようになることです。
ナイロン66などは炭素数が6のものを2つ合成してカルボキシル基とアミノ基をそれぞれ持つものといえば簡単に思い出すことが出来るのです。
制限時間内に解き終わらない
計算のやり方に原因があると思います。計算式を何回も行を増やしていませんか。単位を意識した計算を行うことで一行で終える計算でありながら何度も計算を行うことで、本来ならば途中で約分ができる部分を割り算で苦しんでいる光景を見ます。
それは自分ではなかなかわからないものですので、指導者や友人同士で見せ合うのも良いかもしれません。点数が高い友人の計算用紙を見せてもらうのも良いかもしれません。シンプルさをわかることでしょう。
直前期の化学の学習法則は誰もが同じとは限らない
あなただけの化学の学習をアドバイスいたします。直前期で伸びるやり方はあります。理数塾の個別指導は最後まで医学部合格を狙います。