共通テストを解いて感じたこと
2026年度の共通テストについて、「難しかった」「時間が足りなかった」という声が多く聞かれます。
共通テスト対策を調べている方の中にも、不安を感じている受験生や保護者の方が多いのではないでしょうか。
実際に問題を解いてみると、単純に問題の難易度が上がったというよりも、共通テスト特有の出題意図が、これまで以上にはっきりと表れている試験だと感じました。
共通テストは知識量ではなく「読む力」を問う試験
共通テストでは、各科目ともに問題文が長く、条件や考え方が文章の中に丁寧に書かれています。
出題者は、問題文を順に読み進めていけば、自然と解法にたどり着くように設計しているように見えます。
一方で、
・何を言っているのかわからない
・どこから考えればよいのかわからない
と感じ、手が止まってしまう受験生が多いのも事実です。
共通テストは、単なる暗記や公式の当てはめではなく、問題文を読みながら考え続けられるかどうかを強く問う試験になっています。
解けない原因は「勉強不足」ではない
共通テストで点数が伸び悩む原因は、知識が足りないからとは限りません。
計算力がまったく足りないという話でもありません。
問題文を読みながら、
・どの情報が重要なのか
・どこまで理解できれば十分なのか
・次に何を考えるべきなのか
こうした判断を、その場で行う力が求められています。
この判断ができないと、問題自体は易しくても、時間だけが過ぎてしまいます。
数学ⅠAから見える共通テストの特徴
数学ⅠAを解いて強く感じたのは、問題文の中ですでに考え方や場合分けが丁寧に誘導されている問題が多いという点です。
出題者としては「これは難しくない」と想定しているであろう問題でも、問題文を読み取れないことで解答にたどり着けなくなる場面が目立ちました。
これは数学だけの話ではなく、物理や化学など他科目にも共通する傾向だと考えられます。
制限時間の中で判断する力が重要になる
共通テストは制限時間の中で解き進める試験です。
そのため、
・基本的な演算を素早く行う力
・迷ったときに一度立ち止まり、先に進む判断
が同時に求められます。
問題集を「1日何ページ進める」といった学習だけでは、こうした力は身につきにくいのが現実です。
解説を読んでも、「なぜそこでそう考えたのか」「どこを読まなくてもよかったのか」といった部分は、ほとんど説明されていないことが多いためです。
共通テストで安定して点数が取れる受験生とは
共通テストで安定して点数を取れる受験生は、特別なテクニックを多く知っているわけではありません。
問題文を読みながら考える習慣がすでに身についており、判断と演算を同時に進めることができる受験生です。
言い換えると、「問題を読めるようになっている」こと自体が、すでに大きな実力の一つだと言えます。
今後は科目別に共通テストを分析していきます
今後は、共通テストの各科目について、
・数学
・物理
・化学
それぞれの問題を実際に解いたうえで、
どこで差がつきやすかったのか、どのような読み方が求められていたのかを、科目別に整理していく予定です。
共通テスト対策として、解き方の解説だけでなく、「どのように問題文を読めばよいのか」という視点から情報を更新していきます。
春期講習・新学期に向けた学習について
共通テストを通して感じるのは、短期間であっても、問題文の読み方や考え方、時間内での判断を修正することで、得点が安定してくる受験生が多いという点です。
春期講習は、新学期に向けて学習の進め方を見直す大切な時期でもあります。
理数塾では、共通テストを意識した読み方や考え方を重視しながら、一人ひとりの理解度に合わせた指導を行っています。
新学期からの受講を検討されている方や、共通テスト対策に不安がある方は、春期講習をきっかけに学習の整理を行うのも一つの方法です。
